サステナビリティの取り組み事例
- エリアマネジメント
絵本を通して子どもたちの好奇心と夢を育む
「絵本たねまきプロジェクト」

株式会社JTBコミュニケーションデザインは、企業市民として地域社会と連携・協調を図り、コミュニケーションの創造を通じた社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。この社会貢献活動を、社会課題の解決に貢献するだけでなく、従業員一人ひとりが知見と人脈を広げ、新たな視点や気づきを得てイノベーションに発展させるための重要な成長機会と位置づけています。 このような考えのもと、当社が取り組む活動の一つ、「絵本たねまきプロジェクト」をご紹介します。 「絵本たねまきプロジェクト」は、子どもたちに未来への好奇心と夢を育むことを目的にJTBパブリッシングが発行する書籍を、当社が運営に携わる施設・観光案内所を通じて子どもたちに届ける活動です。子ども達の社会とつながる力を育み、個々の可能性を引き出せるような学びの機会の創出による次世代育成を取り組みの指針とし、単なる書籍の配布にとどまらず、子どもたちの知的好奇心を刺激し、多様な文化への理解を深める種まきの役割を果たします。
「絵本たねまきプロジェクト」事例
閲覧用絵本の設置
運営施設内に書籍を設置し、来館者が自由に閲覧できる 環境を提供しています。子どもたちが気軽に触れられる機会を創出。

YOT-TOKO(埼玉県所沢市)
「所沢市観光情報・物産館『YOT-TOKO(よっとこ)』」は、所沢市の名産品を紹介する複合施設。 その施設内に小さなライブラリーを設置し、閲覧用の絵本をプレゼントしました。同施設にお立ち寄りいただいた方々に自由に閲覧していただいています。子どもだけではなく幅広い世代の人々に楽しんでいただいております。
イベントでの配布
子ども向けイベントの参加者に書籍をプレゼントすることで、体験型学習の一環として活用していただくとともに、ご家庭での継続的な学習をサポートすることを目的としています。

台東区立社会教育センター(東京都台東区)
台東区立社会教育センターが毎年実施している趣味や生きがいを探すことを目的としたイベント「サークルフェスタ」とのコラボレーション企画として、2025年11月22・23日の2日間にわたり、「絵本たねまきプロジェクト」を実施しました。 「フェスタラリー」と題し、同フェスタに関するクイズや質問に答えていただき、全問正解者の方々への賞品として絵本を提供。絵本を楽しそうに選ぶ子供の姿がありました。
こころ羽(は)プロジェクトでの配布
子どもたちの文化芸術体験の格差をなくすことを目的に、子どもたちを演劇や音楽コンサートなどの公演に招待し、文化芸術の鑑賞機会を提供することを目的とした「こころ羽(は)」プロジェクトを各施設で実施。体験と合わせて、絵本をプレゼント。

逗子文化プラザホール(神奈川県逗子市)
2024年12月14日に開催された劇団トマト座によるミュージカル「オズの魔法使い」の公演に、子どもたちを招待。観劇体験とあわせて絵本をプレゼントしました。ご参加いただいた多くのご家族の方々から、御礼の言葉をいただきました。

イスのサンケイホール鈴鹿(三重県鈴鹿市)
2025年3月23日に開催された、サイエンスプロデューサー米村でんじろう氏のサイエンスショーに地域の児童養護施設鈴鹿里山学院の子どもたちを招待。サイエンスショーを楽しんでもらったあと、絵本のプレゼントを行いました。子どもたちからの可愛いお礼のお手紙をいただきました。

JCDはこれからも、社会課題の解決と従業員の成長を両立させる社会貢献活動を、未来への大切な投資と捉え、積極的に推進してまいります。 この「絵本たねまきプロジェクト」を通じて子どもたちの心に蒔かれる好奇心と夢の種が、やがて豊かな実を結び、持続可能な社会の実現に貢献できることを信じ、たゆまぬ努力を重ねてまいります。