株式会社 JTB コミュニケーションデザインは、主催展示会「まちづくりデザインWEEK」において、CO₂排出量を算定しました。本算定は、イベント運営における CO₂排出量を詳細に把握し、より持続可能なイベント開催に向けた取り組みを推進するものです。

<算定対象展示会概要>
・展示会名：まちづくりデザインWEEK
・会期：2025 年 7 月 24 日（木）〜25 日（金）10:00〜17:00
・会場：UDX アキバ・スクエアおよびギャラリーNEXT-1
・主催：株式会社 JTB コミュニケーションデザイン・健康まちづくり実行委員会
・展示規模：71 小間／48 社・団体
・来場者数：1,378名

＜算定範囲＞

＜算定結果＞

「まちづくりデザインWEEK」の総CO₂排出量は23,165 kgCO₂となり、来場者1,378人での1人あたり排出量は16.8 kgCO₂でした。

※CO₂ゼロMICE®により、電力を再エネ化しました。詳細はこちらをご参照ください。https://www.jtbcom.co.jp/service/energy/co2zero/ ※使用した排出原単位データベース：サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出量等の算定のための排出原単位データベースv3.5（環境省）、IDEAver3.3（産総研）、算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧（環境省）、新幹線の区間別CO2排出量（JR東日本）、運輸部門における二酸化炭素排出量（国土交通省）

＜項目別割合＞

＜CO₂排出量削減に向けた考察・今後の取り組み＞

今回の算定では、来場者一人あたり16.8kgCO₂となり、過去のイベント算定結果（1人あたり57.8kgCO₂）と比較すると異なる結果となりました。これは、海外からの来場者の有無に大きく左右されているものと考えられます。

来場者の移動・宿泊を含まない場合、施工や運営に関わる印刷物・スタッフの移動などが主な排出源と考えられます。これらの項目について分析を行い、削減策を検討していくことが次のステップと考えております。

●具体的な取組例

・環境負荷の少ない素材の導入促進
・出展者に対し環境配慮型の展示・運営提案
・廃棄物のリサイクル率向上・総量削減
・来場者への情報発信（環境負荷の少ない交通手段の利用・環境配慮に取り組む交通・宿泊事業者の利用など）
・カーボン・オフセットの活用

JTBコミュニケーションデザインは今後もイベントのCO₂算定を通じて環境負荷を低減し、パートナー企業と連携しながら持続可能なイベントの実現を目指してまいります。