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  • 責任ある事業活動の推進

ビーチクリーン活動 in 逗子海岸

2023年10月、エリアマネジメント部では、当社が指定管理者として運営する「逗子文化プラザホール」の所在する逗子市にて、ビーチクリーン活動を実施しました。この活動は、「逗子海岸プラごみ削減プロジェクト」に参加する形で実施され、ゴミ袋の提供とゴミの回収については、「かながわ海岸美化財団」に支援いただきました。

実施日:2023年10月23日 月曜日
実施場所:逗子市 逗子海岸
参加対象者:
エリアマネジメント部東京オフィス従業員有志
逗子文化プラザホール勤務従業員有志
参加者:25名

オフィスを飛び出してサステナブルな活動を

社内はもちろん、世の中全体でもサステナビリティに関する意識の高まりがより感じられるようになりました。当社およびJTBグループ全体に於いても知識・情報取得の機会は十分にあります。そのうえで学びは実践してこそ。
そこで、「座学から一歩ふみ出してみよう」というコンセプトのもと、部内のサステナビリティ啓蒙活動の一環として企画を始めました。検討の末、当社が指定管理にて運営を行っている「逗子文化プラザホール」からほど近い、逗子海岸でのビーチクリーン活動に決定しました。
活動にあたり、楽しみながら美化活動を体験することで、社員のサステナビリティ意識の高揚を図ることをメインにしながら、ひとつの取り組みを皆で行うことで、社員の一体感を醸成することも活動目的に据えました。
改めて逗子市のビーチクリーンガイドラインを確認の上、地域のルールに則った活動になるように留意し、通常業務ではなかなか接点が少ないメンバーとの交流の場となるようにグループ分けでも工夫をしました。さらに、清掃活動をしつつも、参加者が楽しい時間を過ごせるよう意識しました。 また、一部社員は、逗子市が推奨するワーケーションを疑似体験し、希望者には「逗子文化プラザホール」の館内ツアー、地元スタッフおすすめの食事等、レクリエーションとなる時間を持ちました。

秋晴れのなか社員の一体感に繋がる活動

活動当日、晴天に恵まれた逗子海岸には、逗子文化プラザホールで勤務する従業員とともに、エリアマネジメント部東京オフィス勤務者の約3分の1にあたるメンバーが集まりました。
ぱっと見る限りはゴミが見当たらないほどのきれいな海岸に一抹の不安が過りつつも、グループに分かれ1キロ弱広がる海岸で1時間程度清掃活動を行いました。逗子では市民の方々の清掃活動が盛んなこともあり、置き去りにされたゴミや、持ち込まれたゴミはとても少なかったのですが、波打ち際にはマイクロプラスチック、段ボールやビニールの切れ端等の漂流ゴミがあり、季節外れの汗をかきながらの活動となりました。

地元をよく知る、
逗子文化プラザホール運営責任者からの説明
ゴミ拾いの様子

特に多かったゴミがマイクロプラスチックです。有害化学物質を取り込み、海洋を広範囲で移動することで問題になっていることは座学で既知の情報でしたが、実際にその多さ・細かさを目にしたことで、改めてプラスチックゴミに対する認識と、再生利用に関する意識を深めていく必要があることを感じました。
マイクロプラスチックや手のひらに収まる程度のゴミがほとんどでしたが、最終的に10袋程度のゴミが集まりました。

逗子文化プラザホールの運営責任者によると、施設も携わった地域イベント「逗子アートフェスティバル2023」では、ビーチクリーン活動で漂流プラスチックを集め、市民参加型のアートオブジェを制作し展示する企画も行われたとのこと。地球環境や資源の循環、地域課題を大人も子どもも一緒に楽しみながら体験するという、地域のコミュニティが生まれているということも学びました。

集まったゴミ
段ボールやビニールの切れ端など
参加スタッフで記念撮影

楽しみながら実践することで意識が変わる

笑顔と活気が溢れる集合写真からも分かる通り、参加者からの感想には前向きなものが多く、手応えは期待以上でした。
みんなで手と足を動かしたリアルな体験が、一見難しそうに思えるサステナビリティ取り組みの敷居を低くし、私たちを取り巻く地域の環境、大きくは地球全体の環境へと意識を高めていくきっかけになったのであれば嬉しく思います。

JCDは、マテリアリティの1つである環境負荷の削減に向けて、ゴミの分別による資源の再利用にも力を入れています。「ゴミではなく資源」とアタマで考えるだけでなく、分別の動作をカラダに覚え込ませることも重要です。
今回のビーチクリーンは、小さな活動でも実際に行動し環境問題に直面することでリアリティが生まれ自分事となり、地球環境を守る真の行動に繋がるということを体感できた取り組みとなりました。
今後も私たちが運営に携わる各地域のそれぞれの課題に対し、地域のみなさんと共に私たちができる活動を少しずつでも継続し、広げていきたいと思います。

エリアマネジメント部 事業管理局
紙礼奈
大橋智生