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  • DE&Iの推進

社員の育児支援や働きがい向上を目的としたDE&Iイベント 「JCD Family Day」を4年ぶりに開催

社内インナーコミュニケーションの活性化を目的としてスタートした JCD Family Day。2019年の実施以来、コロナ禍を経て4年ぶりの開催となり、従業員・家族を合わせ、計85名の方の参加がありました。子どもや配偶者、両親、パートナーなどにJCDを見て・知って・体験してもらう機会を創出することで、職場に対する理解を深めてもらい、職場環境の向上を促し個人の成長と組織の持続的発展を目指しました。

サステナブルな取り組みを体験できるプログラム

当日のプログラムは、JCDの仕事紹介やデジタルを活用したオンライン配信体験、JCD社員でパラアスリートの小池岳太の特別展示などのほか、eスポーツ体験や和太鼓の演奏、抽選会など、家族で楽しめるさまざまなコンテンツを用意しました。その中で「サステナ銀行」と、資源ごみなどを再利用して楽しむ「おまつり工作」は、JCDのサステナビリティへの取り組みを子どもたちにもわかりやすく、そして楽しく体験できるコンテンツとして企画されました。

サステナ銀行を通じて学ぶ、リユース・リサイクル

今回のイベントの中で特徴的な取り組みの1つが、リユース・リサイクルの学びを目的に実施した「サステナ銀行」です。参加者にペットボトルキャップや読まなくなった絵本、使わなくなったおもちゃや衣類などを持参してもらい、通貨として使う「遊び券」と引き換え、縁日を楽しんでもらう、JCDの環境負荷削減への取り組みの一環となるコンテンツです。
集まったペットボトルキャップは約900個。これらは資源循環の「MaaR for business」※を通じてJCD内で使用するクリアファイルなどに再生されます。また、持ち寄った絵本や衣類などで欲しいものがあれば自由に持ち帰って良いとした上で、引き取り手がなかったものは、産業がなく輸入品に頼らざるを得ない国々の子どもたちの支援をおこなっているリサイクル会社に寄付し、必要な人々へ届くようにしました。

※MaaR for business:(株)TBMが事業所向けのLIMEX製品やプラスチック製品の資源循環をコーディネートするサービス 。

持参したペットボトルキャップやおもちゃを遊び券に引き換える子どもたち
集まった本やおもちゃは、新たな利用者となる子どもたちの手に

・空き箱リサイクルで、親子工作

事業活動で出たペンなどの不用品や社内の「資源ごみ」である紙箱などを使った、ワークショップ「おまつり工作」を開催。工作指導には「NPO法人 虹色の風」から、臨床美術士の平山淳子氏と、彫刻家の平山匠氏をお招きました。
「NPO法人 虹色の風」は、障害のある方々のアート活動と社会参加を応援するため2009年に設立された団体で、JCDの2023年版卓上カレンダーの原画制作にもご協力いただいています。今回はその作品の原画を提供してくださった団体に所属するアーティストの方にもご協力いただきました。

*2023年版カレンダー原画展記事はこちら
 https://sustainability.jtbcom.co.jp/corp_activity_detail/csr1/

お菓子の空き箱などを材料にして「海の生き物」を工作している様子

・社会貢献に寄与するお土産や社内未使用品の活用

JCDは、障害者と共にいきいきと働くことができる快適な環境の実現に向けて取り組んでいることもあり、参加者へのお土産は、一般社団法人レジストが運営するリアクタント(就労継続支援B型事業所)で作られたポップコーンにしました。
子どものためのガラポン抽選会の景品は、社内の各部署から集められ未使用品を活用しました。一等賞の景品獲得に向けて、ガラポン抽選会はとても盛り上がりました。

従業員の家族との親睦を通じて、強固なエンゲージメントへ

参加した従業員からは、「家族が会社や仕事に興味を持つ良いきっかけとなった」「子どもたちが SDGsへの取り組みを楽しみなら、リアルに体験できたことがよかった」などの家族への施策効果のコメントが多く寄せられました。参加したお子さんからは、「いつもリモート会議の画面に映っている人と実際に会えてうれしかった」といった微笑ましいコメントも。
また、「会社が子育てをしながら働くことを受け入れてくれているという安心感を感じた」「社内にこんなにパパ・ママがいたことに驚いた・意外だった」「他部署の方々が何をしている方なのか知ることができてよかった」といった、働く人同士の一体感や共有、他部署交流などの効果に対する感想も多数ありました。
リアルイベントと同時にオンライン配信を組み込んだことから、リアル参加ができなかった従業員やファミリーからは「リモートで参加ができてよかった」と言う声が聞かれました。産休中の従業員との交流が図れたこともあり、「エンゲージメントという言葉を実感した」という声もありました。

メインエリアでの様子。子育て世代による交流も活発に。

子育て世代も活躍できる職場環境を目指して

今回のFAMILY DAYは、子育てと仕事を両立している従業員を主な対象とし、子育て世代同士だけではなく、その職場の従業員とのコミュニケーションも深めることができました。また、男性従業員による育児休業取得に向けた理解促進にもなり、安心して働くことができる企業風土の醸成にもつながったと思います。
JCDは、男女共にキャリア形成ができる職場環境を整備し、多様な人財が活躍できる企業を目指します。